2022年5月〜出張対面鑑定となりました。お問い合わせご予約お待ちしております

もう一度会えたなら。

ご相談でたびたび、

「私とご縁があるかどうか観てください」と言われます。

「もう一度会うことはできますか?」というご質問もあります。

縁はあります。

もちろん必ずあるとは限りません。

以前時間を共にしたときに終わってしまっていることもあると思います。

ですが、私は可能性は探して信じてもらおう・頑張ってもらおうと

真剣に思っています。

なぜなら私が実現できたから。

私の場合

やっと結ばれた彼は・・・元夫と会う前に仕事で知り合った相手です。

それが今のパートナーになりましたが、

実はお付き合いをしたことも告白したこともされたこともなく、

ただただ仕事関係の人

でした。

いいなと思う人でしたが、すでに彼は既婚者で子どももおり。

私は当時「不倫なぞで時間を食われたくない」という強い思いもあり。

仕事という枠を超えることは全くありませんでした。

それで1年弱しか顔を合わせず。

その後は私はとっとと結婚してしまい、そこから20年ほど会うことはありませんでした。

付き合ったことも何もない私たちでしたが、

なんとなく彼が頭の中にずっと住み着いており。

なにをするにも「いつか彼と会った時のために」と

趣味を始めるにしても仕事を再開するにしても、

彼と話をするために用意をしていたようなところがありました。

携帯番号もいつか失くしてしまい、住む場所も知らない。

私は子育て中で、昔とは違う私になってしまっても。

いつか会えると信じている自分がいました。

2012年にフェイスブックを始めた私は、

ある日彼の名前を検索したところ、見事彼を発見。

便利な世の中です。

当然DMを送りましたが、読まれることありませんでした。

その後も彼の投稿にコメントを寄せてみたりしましたが、

特に反応されることもありませんでした。

そのうち私は投稿で彼を見かけて、時々「いいね」をするぐらいで。

安否確認として利用しているような状態でした。

2014年のある日。

彼の友人と名乗る人から突然DMが届きました。

「初めまして。突然のメールで申し訳ございません。僕は彼の古い友達です。

彼とどうしても連絡を取りたいのですが、全く連絡が取れません。彼の友達リストを見ていて、もしかしたらあなたなら連絡が取れるかと思いメールしました。

突然のお願いで申し訳ないのですが、彼と連絡をとってもらえませんか?」

というメールでした。

は?本当に彼の友人ならすぐに連絡とれるでしょう。と思いましたが、

「実は私もDMをお送りしたことがありますが、一度も連絡をとったことがありません。私ではお力になれないと思います。」

と返信しました。すると

「ダメ元で良いのでお願いできませんか?」ときました。

私はしばらくそれを読み

「わかりました。でも私だけでは反応はないかもしれません。

友達リストを見てメールを送っているのであれば、

彼と連絡を取り合っていそうな人をみつけて、

その方にも同様のお願いをしてください」

という前置きをつけて、

彼にメールを送ることにしました。

「Nという方が連絡を取りたいとなぜか私にメッセンジャーでメールを送ってくださってます。もしこれを読んでいたら、その方と連絡をとっていただけますでしょうか?」

もちろんずっと、返信はないままでした。

そのうち私は私のことで忙しくなり、このやりとりそのものを忘れていました。

そして・・2014年の11月下旬。

夜 子どもの送迎で車を運転していたら、

メッセンジャーの着信音が鳴りました。

見ると、その彼の友人を名乗るあの人からでした。

「Nです。その節は不躾なお願いをしてしまい、大変失礼しました!

今、彼と飲んでいます!」

と彼の写真付きのメールが突然届いたのです。

本当にびっくりしました。

20年ほど会っていなかった彼。

Facebookのプロフ写真でしか見かけなかった彼。

それが、今まさに「飲んでまーす」という昔の軽いノリを感じられる写真。

ああ・・・生きていたんだな・・・感無量になりました。

だって・・彼と私は20歳も離れていますから・・・・。

「よかったですね!よろしくお伝えください!」とだけ返信しました。

そして、その後、家からダメ元で彼にメッセンジャーを送ってみました。

日付が変わる前に、彼からやっと・・・やっとメッセンジャーが来ました・・・

もう心臓はバクバクです。頬が紅潮するのもわかりました。

お元気ですか。的なやりとりをして、意を決し、彼を食事に誘うことにしました。

年内は忙しいということだったので、年明けにランチの約束をすることになりました。

待ち合わせ場所は、中華街。

黒いトレンチを着て待っていたら、

「そんな怖い顔して立つなよ」

注意:雰囲気的には10年以上前の渡部篤郎を想像してください。

と言いながらこっちに近づく男・・・彼がいました。

オシャレな店でもなんでもない、食堂のような店に連れて行かれました。

ドキドキしすぎて食事がうまくできません。

会話も覚えていません。

その後「お茶して帰ろう」と言われ、チェーン店の喫茶店に入りました。

向き合って座ろうとしたら

「隣に座れよ」と言って、並んで座っていました。

もう本当にその日は、夢のようというのはこういうことなんだなと

しみじみ思いました。

夕方になる前に別れ、ありがとうのメッセンジャーを送りました。

その日からは、メッセンジャーのやりとりは時々あったものの、

なかなか2回目の約束につながることはありませんでした。

子どもの高校受験を控え、その応援に追われ、次は高校入学の準備と

私も忙しい日々が続きました。

もう2回も会うことはないのかな・・

と諦めつつあった保護者会のあった土曜日。

子どもたちからパワースポットと呼ばれる学内のチャペルから

そっと彼にメールをしてみたところ・・・・

彼から久しぶりに返信がありました。

やっと4月の下旬に、今度は夜飲みにいく約束を得ることができました・・

再会から次回まで4ヶ月かかっているのです。

そして、その日からさらに1ヶ月後と約束をし・・・

少しずつ、会う頻度が増えていきましたが、

彼の態度からもためらいをすごく感じており、

ああ奥様を愛していらっしゃるんだろうな・・とも思っていましたが、

そのうちお互いのことを知るようになり、会う頻度は上がっていきました。

もちろんこの時点ではw不倫です。

でも私は、この恋が不倫や遊びで終われない気がしていました。

翌年の2015年、私は夫との離婚する流れになり・・・とはいえ、

ほぼ専業主婦だった私は、まず仕事や貯金をしなければならず・・・

元夫と協議して、準備出来次第別れる話をし、子どもにも正直に話をしました。

結局そこからさらに5年ほどかかったのですが、

今年になってやっと、子どもたちも自立をしたこともあり、

お互いの準備が整い、一緒になりました。

ここに至るまで、彼も

「昔会った時、紺色のコートがかわいいなと思っていた。

再会したら、やっぱり同じようなコートを着ていたから、

ああこれはなにかあるんだろうな と思った」と

後になって話してくれました。

結局彼も私を忘れてはいなかったことが、とにかく嬉しかった。

私自身、すごく良い経験をしました。

縁があることを体感できたのですから。

この20年、彼のことばかり考えていたわけではありません。

結婚だってしているし、時にいいなと思う相手が現れたこともあるし、

なにより母親として忙しかったのです。

でも、新しい何かを始めるたびに、彼に報告したいといつも思っていたのは

なによりも不思議なことでした。

そして私の妄想は実現し、彼に話したいことをいっぱい話すことができました。

私自身、そんな経験をすることができたのです。

だから、ご相談してくださる方がどうしたらその方ともう一度会えるようになるのか?

別れた相手とのことを真剣に聞いて、その可能性を一緒に探しています。

私が諦めないでほしい と占いの中で話したなら、その言葉を信じてほしいし、

それにあなたの時間をまるまるその相手のためだけに使わないでほしいし、

悲しみや苦しみの沼からまずは抜け出して欲しいと真剣に願っている。

もしご縁があるなら、きっとあなたとその方は、もう一度会うことができるし、

今一緒に過ごせる時間を始めることだってできるかもしれないのだから。